最初の焦点は、NORNSS2 の parisian_1320_vimond が使うべき交点の初期値がどこにあるのか、という点だった。これまでの調査では、日々の動きの異常、つまり本来はゆっくり逆行するはずの交点が不自然に大きく動く問題は修正済みだった。しかし、絶対位置の出発点が本当に史料に基づいているのかは未解決だった。
そこで、ジョン・ヴィモンの1320年表を扱った Chabás & Goldstein の論文を確認し、ヴィモン表そのものの交点値と、パリ・アルフォンソ表で再計算した値を分けて扱うことにした。ここが今日の大きな分岐点だった。
結果として、ヴィモン表そのものでは、1320年3月10日の平均合の時点で、昇交点は Aquarius 13°14′43″にある。一方、同じ時点をパリ・アルフォンソ表として再計算した値は少し違っていた。この違いは小さな読み違いではなく、系統の違いとして扱うべきものだった。
さらに、レオヴィティウスの1606年1月20日の値を再確認すると、Dragon Head は天秤宮3度51分だった。この値は、ヴィモン表そのものよりも、パリ・アルフォンソ表の再計算系にかなり近い。つまり、レオヴィティウスとの一致を見るなら、将来的には Parisian Alfonsine recomputation family を別モードとして整備する価値がある。ただし、まだそのための表データ一式は揃っていないので、今回は搭載しないことにした。
今日の実装上の判断は、現行の parisian_1320_vimond はまずヴィモン表そのものとして修理する、というものだった。レオヴィティウス値に合わせるのではなく、ヴィモン表に出ている史料値を使って本線の交点を修理した。これにより、これまで source trace が不明だった値を使い続ける状態からは脱した。
その後、修理後の動作が壊れないように回帰チェックを追加し、最後に close / apply packet を作成した。これで、ChatGPT側の作業成果としては、Vimond 系 node 修理ブロックは適用準備完了の状態まで進んだ。
まだ残っている作業はある。特に、Parisian Alfonsine recomputation family を新しいモードとして入れるには、node だけでは足りない。太陽、月、惑星、暦、元期、丸め方などを同じ系統で揃える必要がある。これは別作業として、データ収集から始める。
今日の結論としては、Vimond 系の本線修理は一区切りついた。次回は、手元の NORNSS2 フォルダに差分ZIPを適用し、quickcheck でローカル環境上の確認を行うところから再開する。
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