NORNSS2開発日誌: プトレマイオスエンジンの試作計算

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今日の作業では、計算エンジンまわりの整備を一段進めた。

これまでの作業では、まず「どの資料を使うのか」「どこまでを参考値として扱うのか」「本線の計算に混ぜないためにはどうするか」といった、安全な土台作りが中心だった。いきなり計算結果を出すのではなく、入力、資料の扱い、出力の記録方法を少しずつ分けて確認してきた。

今日は、その流れを受けて、プトレマイオスエンジンの太陽位置計算の試作部分に入った。

ただし、今回できたものは、まだ完成版の歴史再現計算ではない。史料表を直接読み取って計算したものでもない。まずは、外から明示的に与えた基準値や補正値を使って、プトレマイオスエンジンの計算の流れそのものが安全に動くかを確認するための試作である。

具体的には、日付を受け取り、それを計算用の日数に直し、基準日から何日たったかを求める。そのうえで、平均的な太陽位置を計算し、さらに外から与えた補正値を加えて、補正後の太陽位置を出すところまで進めた。

今回大事だったのは、「数値が出ること」そのものよりも、「その数値が何に基づいて出たのかを追跡できること」である。基準日、平均の進み方、補正値、丸め方などを、あとから確認できる形で残すようにした。これにより、今後、史料表を使う段階に進んだときにも、どこでどの値が使われたのかを見失いにくくなる。

また、計算結果の丸め方や、0度から360度の範囲に収める処理も追加した。これによって、試作段階ではあるが、結果を一定の形式で扱えるようになった。

一方で、まだ行っていないこともはっきりしている。史料表の読み取り、表からの値の取得、画面への接続、本線データへの接続、実際の書き込み処理は行っていない。現在の結果は、あくまで「試作計算の確認値」であり、歴史資料から直接得られた正式な結果ではない。

前回までと比べると、今日の進展は大きい。これまでは、資料や入力を安全に扱うための準備が中心だったが、今日は初めて、プトレマイオスエンジンの太陽位置計算が数値として動くところまで来た。ただし、危ない近道は使わず、本線や既存データを汚さない形は維持した。

次の段階では、この試作結果を外に出すための整理を行う予定である。ただし、まだ実ファイルへの書き込みはせず、まずはメモリ上で安全に扱える出力形式を決めるところから進める。

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